たぶんぶろぐ

とある大学生の備忘録。

「天アンカット」という技巧

 

つい先日、大学の講義で必要とのことで中公新書から出版されている本を購入したのですが、何やら上の部分の紙が不揃いだったのです。洋書では結構このような本も見かけるなぁとは思っていたのですが、日本の本でこんな不揃いなことがあるのか?と気になって、同じ授業を受けている同級生に聞いてみました。本を購入した友人が口を揃えて天が不揃いだったというので、造本のミスではないのだなぁということで少し調べてみました。

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この「天アンカット」と呼ばれる製本手法は、日本でよく売られている本の3辺がきれいに切りそろえられた「三方裁ち」よりもコストと手間がかかるらしいのですが、ここに製本時のロマンがあるそう。三方裁ちであれば、最後に切りそろえれば良いやとなるところでも、天アンカットだと、そうは行かないからだそうです。折り合わせの段階からある程度きれいに揃えて作るため、その点にコストと手間がかかるのだそう。

夏休みの課題としてこの本の感想などを提出する機会があるので、内容が大きくぶれないようであればこのことも含めて書いてみようかなと思っています。参考程度に記録を。

 

 

ではまた。