たぶんぶろぐ

とある大学生の備忘録。

読書の進捗状況

 

今日は外出を控え、家で読みかけの本を読み進めました。

 

『教養としての世界史』と『経済は世界史から学べ!』の2冊

前者は全4章構造になっている内の第1章を現在読んでいます。まだ導入部分であると言うこともあり身近なものに関する話題が多く、文体も相まって初見でも比較的読みやすい内容です。個人的には第2章に置かれている「ミクロ経済学への誘い」「マクロ経済学への誘い」というトピックが楽しみで、経済学という大きな分野に対する全体像が垣間見えれば良いなと思っています。本書を読み終わった後には『経済学入門 ミクロ編』を読んでみる予定なので、なんとなくでも先に全体像が掴めれば、自習しやすいのではないか…という楽観的な考察をしている次第であります 笑

後者は一度通読済みで、改めてノートなどを取りつつ読み直しました。文章の書き方的に初見で全部理解するのは難しいなと判断し、複数回に分けて読む方法へシフトしています。(例えば30ページを読んでいる時に詳しくは65ページを参照、といった感じの書き方です。平気で別の章に飛ぶこともあるので、一回で理解して読み切るのは諦めることに。)本書は全5章で構成されており、第1, 2章では「お金」がメインテーマ、第3章では「貿易」、第4章では「金融」、第5章では「財政」という形になっています。
第1章でまずお金とは何かについて概論が述べられており、第2章でそれをさらに噛み砕いて世界史と経済史を繋げて語るという感じでした。もともと世界史は大学入試センター試験対策のためにしか勉強しかしてこなかったので、歴史としての転換点や出題されやすい事柄は覚えていても、細かな知識まではなく、別途調べながらノートをとって理解していきました。いやぁ、なかなか大変。良い世界史の復習になりました。
第3章では世界史を中心に経済学が肉付けされる形で語られるため、とても分かり易かったです。まさにタイトル通り世界史から学ぶという感じでした。受験勉強中は中世ヨーロッパ史などがあまり好きではなく時系列を闇雲に詰め込んでいったのですが、本書を読むことで歴史的背景が経済の側面から見え、単に経済を新たに学ぶだけでなく、世界史も体系的に学び直せたと思います。特にグローバリズム(≒自由主義)がグローバル化とは異なるものだ、ということが判ったのは誤解していたので大きな収穫でした。
第4章は金融についてですが、こちらは受験勉強中に受講した夏期講習でかなり細かく背景を教えてもらっていたので(本書第2章の内容を多少含んでいたこともあり)、比較的さっくり理解することができました。それでも戦後史などはセンター試験の出題範囲としては薄い方なので、夏期講習で使ったテキストを横に広げていました…勉強って積み重ねなんだなぁと実感。
第5章は財政がテーマなのですが如何せん日本史の知識も必要なようで。現在持っている日本史の参考書が近世までの前編だけなので、急ぎ後編も購入して学習を進めねば…と。この第5章だけは苦しいので日本史の後編を進めてから再度読み直そうかと思います。

 

とりあえず3月30日から読んでいた『経済は世界史から学べ!』は今日を以って一段落とし、日本史や他の同時進行中である勉強もしつつ、明日からは『教養としての経済学』を中心に読んでいきます。こちらも読み終わったらメモ書き程度にブログでまとめる予定です

 

 

ではまた。