たぶんぶろぐ

とある大学生の備忘録。

今日の講演を聴いて

 

大学の授業の一つでゲストを招いて講演していただくというものがあるのですが、今日はそれについて書き残しておきます。ゲスト講演をしてくださったのは堀込泰三さん。講演ログというわけではなく、自分の言葉にかみ砕いてメモしたので一字一句まんま同じというわけにはいきませんが…備忘録まで。

何か既存の固定観念を壊したいと思って行動を起こしたとして、それが興味のある人にしか届かず、興味のない人に全然伝わらないというジレンマを感じた時、どのようなアプローチが適切だろうかという話です。人は自分と異なる意見でも3つの方向からそれを耳にすることで、それが固定観念を壊すことにつながり、堀込泰三さんはそれを「地上戦、空中戦、情報戦」で展開しているとのこと。
空中戦というのがニュースや新聞などメディアを通したもの、地上戦が実際の講演を通して伝えるもの、情報戦はその講演に来てくれた人たちに情報発信をお願いし口コミで広めていくというもの。

広報・マーケティングに関する手法のようですが、この手法を知らなかったので初知りという感じ。

堀込泰三さんがやっている活動自体は「主夫の友」でググってみると良いと思います。「男は仕事、女は家庭」の固定観念をぶっ壊す!を目標に掲げ活動しているようですが、本当の目的は「選択肢を増やすこと」。夫婦どちらかが負担を抱え込むのではなく、その時々に応じた柔軟な選択をできる社会を構築することらしいです。
ちょうどこれに関することを政治学の授業で扱っていたので話題がタイムリーだったというか自分でももう少し深堀してみたいなと思いました。
働き方というのにはそも「ジョブ型」と「メンバーシップ型」というのがあって、日本の伝統的な働き方は後者です。日本型雇用なんて言い方もされていますね。個人的にこれは蔑称なのでは?と感じますが。さて、2016年に女性活躍推進法が時限立法として施行されました。(2019年に改正)この「女性活躍」がどのようなことなのか、全ての女性が男性と同じように長時間労働を強いられることを意するならありがたくないよねと。
今日の日本において女性の働き方は大きく二極化しており、男性と同じようにメンバーシップ制で長時間働くか、若しくは条件が多少悪くともジョブ型で働くか。「同一労働同一賃金」という大原則がありながらこれが徹底されていないような現状です。

堀込泰三さんが行っていることは別の角度からこの二極化を崩し得るものなのかなぁと講演を通して思いました。

政治学はまだまだ勉強中…。一年で教養としての最低限の知識を入れたら自分でも積極的に調べていきたいと学習欲を煽られる講演でした。空中戦としてメディア出演や本を出版しているようなのでご興味があれば見てみてください。今日はほんとに聴講して良かった~~

ではまた。